2012年05月21日

木鶏

「われ未だ木鶏たりえず」

前人未踏の記録69連勝を達成した大横綱 双葉山が、70戦目についに敗れた時の言葉。

最近では、63連勝に終わった白鵬が、「われ未だ白鵬たりえず」とコメントしたのが記憶に新しいです。

木鶏とは、中国の古典「荘子」の寓話。

解りやすく説明されたサイトがありましたので抜粋させていただきました。

以下、

紀省子が王の命令で軍鶏を訓練することになった。

十日にして、王が尋ねた。「もう、戦えるか」と。

「まだまだです。むやみにやる気を見せているだけですから」

また、十日して王が尋ねると、

紀省子は、「いえ、まだです。ほかの軍鶏の声や姿にいきりたつ状態ですから」

さらに、十日して王が尋ねた。

「まだです。相手をにらみつけ、闘志を見せますから」

そして十日後、王が尋ねると、

「やっとものになってきました。他の軍鶏が声をあげても、いっこうに動じません。

まるで木彫りの軍鶏のようで、徳が身に付いた状態です。

もはや他の軍鶏でかなうものはなく、後をむいて逃げだすでしょう」。



溢れる才能を内に秘めながら物事にとらわれない姿こそ理想の人間像だと荘子は考えていたようです。

また老子は、「真の達人とは、さりげないもの」などとも言っています。

積極的な自己アピールをする人がもてはやされている西洋的発想とは対極にある考えですね。

木鶏のような姿が東洋的な美意識とされ、真の存在感を示すことになるような気がします。

なかなかこのような境地に至るのはむずかしいでしょうが、少しでも近づきたいものです。

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Posted by こんこんさ at 22:39│Comments(0)
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